[追記] 2020年9月26日より待ちに待ったマネースクエアでの豪ドル/NZドルの取り扱いが開始され、期間限定でスワップポイントがゼロ円というとってもお得なキャンペーンを実施していたので、トラリピに乗り換えて豪ドル/NZドルを運用し、キャンペーン終了後も最も自分に合ったお得なサービスとしてトラリピで豪ドル/NZドルを運用し続けています。
-
【実績公開】トラリピの豪ドルNZドルは年利20%以上が狙えるおすすめ投資法
こんにちは。水玉あいです。 2020年9月26日より、待ちに待ったマネースクエアでの豪ドル/NZドルの取り扱いが開始され、2021年7月1日までスワップポイントがゼロ円とい ...
続きを見る
こんにちは。水玉あいです。
私のFXデビューは、リピート系FXデビュー自動売買ですが、投資初心者にも関わらず非常に優秀な実績を得ることができました。
-
【実績公開】リピート系FX自動売買のトラリピとトライオートFXの利益率は噂通りすごかった
こんにちは。水玉あいです。 私は、FX, 株価指数CFD, 株式, リートなど様々な金融商品に投資していますが、そのなかでもFXのリピート系自動売買は大のお気に入りでイチオ ...
続きを見る
その中でも特に素晴らしい利回りを得ることができた豪ドル/NZドルについて、あらためてどのサービスで運用するのがよいか比較検討し、トライオートFXとループイフダンを比較運用することにしましたので、その結果を紹介します。
-
【タイプ別おすすめサービス】豪ドルNZドルの自動売買を運用するならこれだ!
注:2020年9月26日より、待ちに待ったマネースクエアでの豪ドル/NZドルの取り扱いが開始され、期間限定でスワップポイントがゼロ円というとってもお得なキャンペーンを実施中なので、キャンペーン期間中は ...
続きを見る
こんな方におすすめ
- 豪ドル/NZドルのおすすめサービスが知りたい
- 豪ドル/NZドルの運用方法が知りたい
- トライオートFXとループイフダンの違いが知りたい
トライオートFXは、インヴァスト証券より無料で口座開設できます。
ループイフダンは、アイネット証券より無料で口座開設できます。
トライオートFXとループイフダンの比較(スペック)
サービス名 | |||
証券会社 | |||
取引コスト | スプレッド(pips) | 3.6 | 5.8 |
往復手数料 1,000通貨以上、1万通貨未満 |
0 | 0.2NZドル (16円) | |
往復手数料 1万通貨以上、10万通貨未満 |
0 | 0.1NZドル (8円) | |
往復手数料 10万通貨以上、50万通貨未満 |
0 | 0.05NZドル (4円) | |
往復手数料 50万通貨以上 |
0 | 0 | |
注文の柔軟性 | 最初の注文 | 成行 | 指値・逆指値 |
レンジ指定 | 不可 | 可 | |
値幅・利益幅 | 規定のものから選択 | 任意 | |
損切り設定 | 個別設定可能 | 個別設定可能 | |
独自機能 | 独自機能 | レンジ追尾、セーフティ設定 |
(2021年6月27日時点)
手数料:
新規注文および決済注文毎に必要なコスト。例えば、新規発注価格が100円で利益幅を1円と設定した場合、片道手数料が0.02円なら、新規取引価格は、100(新規発注価格)+0.02(片道手数料)=100.02円となり、決済発注価格は、100.02(新規取引価格)+1(利益幅)+0.02(片道手数料)=101.04円となる。手数料が無料なら、新規取引価格は、100円となり、決済発注価格は、101円となる。つまり、手数料が必要な場合は、得られる利益は同額だが、手数料分約定されにくくなる。
スプレッド:
売値と買値の価格差のこと。例えば、買値が100.05円で売値が100円の通貨を1,000通貨購入した場合、買った瞬間に0.05×1,000=50円の含み損を抱えることになる。つまり、スプレッドが広い場合は、得られる利益は同額だが、スプレッド分約定されにくくなる。
また、運用通貨である豪ドル/NZドルのスワップポイント(2021年6月27日時点)についても比較してみます。
この比較より、「ループイフダンは取引コスト(手数料・スプレッド)が低く、トライオートFXはより多機能」ということが分かります。
トライオートFXとループイフダンの比較(運用実績より検証)
トライオートFXの方が約定力が高い
実際に2つのサービスを運用してみると、運用しなければ分からなかった約定力が気になりました。
約定力:
事前に指定したタイミングで決済する能力。約定力が低いと、想定より低い利益しか得られないことがほとんどなので、FX会社を比較する際の重要な指標となる。
トライオートFXは約定力が非常に高く、ループイフダンは約定力が低いことが分かりました。
つまり、トライオートと比べてループイフダンは、取引コストが安いため利回りが高くなるように感じるけれど、約定力が低いために実際に得られる利益も安くなるため、総合力ではトライオートFXの方が優れているのではないか、と疑問に感じたので、全く同じ条件で2つのサービスを一定期間運用してみました。
その際の設定は、当時のレートが1.07付近であったことから、下記としました。
項目 | 設定内容 |
レンジ幅 | 1.08~0.58 |
注文方向 | 買い |
値幅(pips) | 20 |
利益幅(pips) | 20 |
本数 | 10 |
取引通貨量 | 15,000 |
本当は、1か月程度比較運用したかったのですが、2019年11月以降レンジ相場ではなく下げトレンド相場となってしまったため、半月程度しか運用できませんでしたが、その比較結果は下記です。
決済回数 | 17 | 16 |
決済損益 | 32,345 | 33,267 |
決済回数はループイフダンの方が1回多く、決済損益はほぼ同じという結果になりました。
なお、個別の決済損益はこちらです。
2,077 | 2,067 |
2,076 | 2,070 |
2,076 | 2,071 |
1,460 | 2,077 |
1,482 | 2,084 |
2,105 | 2,081 |
2,101 | 2,087 |
2,108 | 2,090 |
2,093 | 2,083 |
2,089 | 2,090 |
2,088 | 2,087 |
2,091 | 2,092 |
1,453 | 2,072 |
1,453 | 2,073 |
2,074 | 2,074 |
1,451 | 2,069 |
2,068 |
トライオートFXの損益がほぼ一定(完全に一致しないのは、日々のNZドル/円のレートが異なるためです)であるのに対して、ループイフダンは17回中5回明らかに少ない利益となっているのが分かりますよね。
これがトライオートFXとループイフダンの約定力の違いです。
決済回数がループイフダンの方が1回多いのは、単純に、ループイフダンはトラップを仕掛けたタイミングで成行注文するのに対して、トライオートFXはレンジ幅を設定してトラップを仕掛けたためです。
実は、トライオートFXには、現在レートから幅を決めてポジションが持てるようになる設定もあるため、この違いは問題ではありませんね。
本当は、トライオートFXの方が取引コストが高いため、ループイフダンに比べて約定されにくく、決済回数にある程度の違いが出てくるのではないかと想定していましたが、1万通貨以上の運用の場合には取引コストの差はわずか1.8pips(であったことと、利益幅が20pipsと狭かったことから問題とはならなかったようです。
また、先ほどのデータは半月程度のものなので、より詳細なデータでループイフダンの約定力を検証しました。
運用期間 | 2019/7/22~2019/11/19 |
決済回数 | 192 |
スリッページ回数 | 65 |
全決済の平均下落率 | 9.5 |
スリッページした決済の平均下落率 | 28 |
下落率:
下落率は、実際に得られた利益/本来得られるはずの利益*100で計算。つまり、本来得られるはずの利益が100円で下落率が10%であった場合、実際に得られた利益は90円であることを意味する。
つまり、ループイフダンの約定力を考慮すると、自分が設定した利益幅の9.5%引きの利益が得られると考える必要がありますね。
約定力の高いトライオートFXはインヴァスト証券から無料で口座開設できますよ。
ループイフダンは不要なポジションを持つリスクがある
トライオートFXはポジションを持つレートを事前に設定できるのに対して、ループイフダンは成行注文でポジション数の指定しか出来ません。
そのため、定期的にループイフダンでレートを確認し、設定を変更する必要があります。
ところが、いくら慎重にレートをチェックしていても、24時間チェックできるわけではないため、予期せぬ高値で買いポジションを保有、または、予期せぬ低値で売りポジションを保有してしまうリスクは避けられません。
リピート系FX自動売買において一番重要なリスク管理(資金管理)の面で使い勝手が悪いと感じました。
トライオートFXはインヴァスト証券から無料で口座開設できますよ。
塩漬けポジションのマイナススワップが痛い
豪ドル/NZドルの買いスワップの条件は、ループイフダンもトライオートFXも悪いので、ドル/NZドルを運用する際は、長期塩漬けポジションは作らないことが重要となってきます。
スワップポイントは変動しやすい要因なので、定期的にチェックするようにしましょう。
まとめ
正直、トライオートFXとループイフダンは、いずれのサービスもメリットとデメリットがあり、どちらで豪ドル/NZドルを運用するのがよいかかなり悩みました。
1万通貨以上で利益幅を20pipsで運用する場合、これまでの実績からもレンジ相場であればトライオートFXの方が高い利益が期待できます。
一方、ループイフダンは、取引コストが安く、最大ポジション数を設定できるため、不安定な相場等で少量通貨量で様子見する際に便利な機能となっています。
また、約定力やスワップポイントよりも、とにかく取引コストをおさえたいという方にはループイフダンがおすすめです。
よって、どちらをメイン口座とするのかは、完全に個人の好みの問題となるかと思います。
私は、現時点ではトライオートFXをメイン口座とし相場に応じて一時的にループイフダンを稼働させていますが、今後ループイフダンをメイン口座に変える可能性も十分にあり得ると考えています。
それくらいこれら2つのサービスは、甲乙つけがたいサービスとなっています。
ループイフダンの一時的な使い方としては、例えば、トライオートFXを買い注文で稼働させているときに下げトレンドが生じてトライオートFXのレンジ幅を外れてしまった場合、そのままだと利益が得られず買い注文のマイナススワップ分損失を積み重ねることとなりますが、ループイフダンの売り注文を1ポジションだけ稼働させると、下げトレンドが続いた場合に少しずつ利益が得られる上に相場が反転して上昇した場合でも1ポジションしか保有していないため、潔く損切ができる設定となっています。
約定力が高く使い勝手のよいインヴァスト証券のトライオートFXは下記より無料で口座開設できます。
約定力はいまいちなものの取引コストの安いアイネット証券のループイフダンは下記より無料で口座開設できます。
なお、トライオートFXとループイフダンを用いて運用している豪ドル/NZドルの実績は、下記の記事にまとめました。
-
【実績公開】リピート系FX自動売買トラリピはコロナショックでも稼げるのか?
こんにちは。水玉あいです。 株,、リート、株価指数、FXなど様々な投資手法を試している私ですが、そのなかでもトラリピやトライオートFX等のリピート系自動売買は大のお気に入り ...
続きを見る