こんにちは。水玉あい(@aitama_go)です。
初心者の方は、FXのサヤ取りを始めようと思っても、具体的にどのようにFX口座を設定すればよいのか不安になりますよね。
FXのサヤ取りは、買い口座と売り口座を同じタイミングで同じレートでスタートさせる必要があります。
もしも片方の口座だけ注文が確定してしまったら、もしも違うレートで注文が確定してしまったら、なんて考えると、なかなか設定できないかもしれません。
そんな初心者の方に向けて、私が実際に運用しているトルコリラ/円を例に挙げて、具体的な口座の設定の方法を解説したいと思います。
トルコリラ/円の運用資金や指値・逆指値のレートの決め方、おすすめ口座などに興味のある方は下記の記事も参考にしてくださいね。
-
-
トルコリラ円のスワップサヤ取りを期待利回り8%で運用開始
こんにちは。水玉あい(@aitama_go)です。 FXのサヤ取りは、こまめなメンテナンスが必要であるものの、ある程度想定通りのリターンを得ることができたり、 ...
続きを見る
こんな方におすすめ
- FXのサヤ取りを始めたいけど、口座設定方法が分からない
- 同じレートで売り口座と買い口座を設定できるかなんとなく不安
FXのサヤ取りの買い口座の設定
トルコリラ/円のスワップのサヤ取りの買い口座は、みんなのFXで開始しましたので、みんなのFXの取引画面を見て説明します。
FXのサヤ取りの注文内容の設定
私は、現在のレートを中央値として、±6円変動したレートに決済注文を入れることにしました。
まずは、注文タイプ(図の①)ですが、1つの注文に対して2つの決済を設定する必要があるので、IFO(IFOがなければ、IFD+OCO)を選択します。
IFO(アイ・エフ・オー):
IFDとOCOを組み合わせた注文方法で、新規注文と同時に、その新規注文が成立した際に初めて有効になる2種類の決済注文( 利益確定のための指値注文と損失限定のための逆指値注文)を出すことができる注文方法です。つまり、設定した2つの決済のうち、いずれか1つが執行されたら、もう1つは自動的にキャンセルされます。
IFD(アイ・エフ・ディー):
IFDはIf doneの略で、新規注文と同時に、その新規注文が成立した際に初めて有効になる決済注文を出すことができる注文方法です。
OCO(オー・シー・オー):
OCOは、One Cancels the Otherの略で、新規注文または決済注文において、2つの指値・逆指値注文を同時に出しておき、いずれか一方が成立したら自動的にもう一方がキャンセルとなる注文方法です。
通貨ペア(図の②)は、トルコリラ/円の場合はTRYJPYを選択します。
数量(Lot)(図の③)は、1Lotが10,000通貨です。
みんなのFXは、1,000通貨から取引可能なので0.1から選択可能です。
私は、100,000通貨で運用を開始したので、10(Lot)となっています。
通貨ペア(図の②)の右横に記載されている1Lot証拠金目安は、現在のレートを元に自動的に計算されます。
証拠金は、現在レート×通貨量/最大レバレッジで計算されるため、現在レートが20.86のトルコリラ/円の場合は、20.86×10,000通貨/25=8,344円となります。
数量(Lot)(図の③)の右横に記載されている取引可能目安は、自分が口座に入金した金額と1Lot証拠金目安をもとに計算されます。
私は710,000円入金したため、710,000円/8,344円=85Lotとなっています。
*710,000円入金したあとに買い口座の運用資金は減らせることに気付いたので、現在は662,000円の運用資金となっています。
FXのサヤ取りの新規注文の設定
新規の下にある売買の項目(図の④)は、買いで新規注文を出すので、買を選択します。
サヤ取りの場合、執行条件(図の⑤)が大きなポイントとなります。
私は、現在レート20.86に対して、20.89で新規注文を入れましたが、新規注文が現在レートより高い値の場合、買い注文は逆指値を選択します。
指値:
有利なレートで注文をすることです。つまり、指定した価格以下の値で買い、指定した価格以上の値で売ります。
逆指値:
不利なレートで注文をすることです。つまり、指定した価格以上の値で買い、指定した価格以下の値で売ります。
なぜなら、買い口座と売り口座を同じレートで購入する必要があるためです。
例えば、現在レートが20.86のときに、買い口座と売り口座でそれぞれ20.89のレートで指値注文を入れたとします。
この場合、買い口座では20.86で買い注文が入ってしまい、売り口座では20.89になるまで売り注文が入らず、サヤ取りとしては失敗です。
サヤ取りの執行条件:
新規注文が現在レートより高い値の場合、買い注文は逆指値、売り注文は指値を選択します。
反対に、新規注文が現在レートより低い値の場合、買い注文は指値、売り注文は逆指値を選択します。
注文価格(図の⑥)は、現在レートから少し離れたところに設定します。
みんなのFXの場合は、現在レートから0.03円以上(外貨同士の通貨ペアの場合は、0.0003以上)話して価格を設定する必要があります。
よって、私の場合は、トルコリラ/円の現在レートが20.86だったので、20.89に設定しました。
あまり離れるとなかなか新規注文がかからないので、現在レートから0.03円離れたところに注文価格を設定するのがおすすめです。
為替市場が開いているときは現在レートが常に動いているので、市場が閉じているタイミングで設定するのがベストですね。
FX取引が可能な時間帯は、FX会社によって多少は異なるものの、日本時間で月曜日の朝7:00~土曜日の朝7:00なので、土曜日の朝7:00~月曜日の朝7:00に設定すればよいです。
どうしても為替市場が開いているタイミングで設定したい場合は、買い口座と売り口座の注文画面を入力した後に、ほぼ同時のタイミングで注文ボタンを押すようにしましょう。
有効期限(図の⑦)は無期限を選択します。
FXのサヤ取りの決済注文の設定
決済の下にある売買の項目(図の⑧)は、買いの新規注文の場合、売りで決済注文を出すので、売を選択します。
売り注文の場合の指値(図の⑨)は、新規注文の値よりも高いところで設定し、逆指値(図の⑩)は、新規注文の値よりも低いところで設定します。
私は、現在レートの±6円のところに決済注文を置きたいので、指値が26.89、逆指値が14.89としました。
有効期限(図の⑪)はもちろん無期限です。
この項目を期限付きにしてしまうと、その期限が経過したタイミングで注文内容が取り消されてしまうので要注意です。
最後に内容に間違いがないことを再確認し、「注文」ボタン(図の⑫)を押して完了です。
みんなのFXは、注文確認画面がないので、「注文」ボタンを押すだけですぐに注文となります。
必ず入力内容を再確認した上で「注文」ボタンを押すようにしましょう。
FXのサヤ取りの売り口座の設定
トルコリラ/円のスワップのサヤ取りの売り口座は、FXネオで開始しましたので、FXネオの取引画面を見て説明します。
FXのサヤ取りの注文内容の設定
私は、現在のレートを中央値として、±6円変動したレートに決済注文を入れることにしました。
通貨ペア(図の①)は、トルコリラ/円の場合はTRYJPYを選択します。
注文タイプ(図の②)ですが、1つの注文に対して2つの決済を設定する必要があるので、IFD+OCO(IFD+OCOがなければ、IFO)を選択します。
IFO(アイ・エフ・オー):
IFDとOCOを組み合わせた注文方法で、新規注文と同時に、その新規注文が成立した際に初めて有効になる2種類の決済注文( 利益確定のための指値注文と損失限定のための逆指値注文)を出すことができる注文方法です。つまり、設定した2つの決済のうち、いずれか1つが執行されたら、もう1つは自動的にキャンセルされます。
IFD(アイ・エフ・ディー):
IFDはIf doneの略で、新規注文と同時に、その新規注文が成立した際に初めて有効になる決済注文を出すことができる注文方法です。
OCO(オー・シー・オー):
OCOは、One Cancels the Otherの略で、新規注文または決済注文において、2つの指値・逆指値注文を同時に出しておき、いずれか一方が成立したら自動的にもう一方がキャンセルとなる注文方法です。
[新規]売買(図の③)は、売り注文なので売を選択します。
取引数量(図の④)は、×10,000となっていますので、10,000通貨の場合は、1を入力します。
FXネオは、10,000通貨から取引可能なので1から選択可能です。
私は、100,000通貨で運用を開始したので、10となっています。
かっこ書きで最大85×10,000となっていますが、これは最大で850,000通貨量の取引が可能という意味で、自分が口座に入金した金額と証拠金目安をもとに計算されています。
10,000通貨の証拠金目安は、現在のレートを元に自動的に計算されます。
証拠金は、現在レート×通貨量/最大レバレッジで計算されるため、現在レートが20.86のトルコリラ/円の場合は、20.86×10,000通貨/25=8,344円となります。
私は710,000円入金したため、710,000円/8,344円=85となっています。
FXのサヤ取りの新規注文の設定
サヤ取りの場合、執行条件(図の⑤)が大きなポイントとなります。
私は、現在レート20.86に対して、20.89で新規注文を入れましたが、新規注文が現在レートより高い値の場合、売り注文は指値を選択します。
指値:
有利なレートで注文をすることです。つまり、指定した価格以下の値で買い、指定した価格以上の値で売ります。
逆指値:
不利なレートで注文をすることです。つまり、指定した価格以上の値で買い、指定した価格以下の値で売ります。
なぜなら、買い口座と売り口座を同じレートで購入する必要があるためです。
例えば、現在レートが20.86のときに、買い口座と売り口座でそれぞれ20.89のレートで指値注文を入れたとします。
この場合、買い口座では20.86で買い注文が入ってしまい、売り口座では20.89になるまで売り注文が入らず、サヤ取りとしては失敗です。
サヤ取りの執行条件:
新規注文が現在レートより高い値の場合、買い注文は逆指値、売り注文は指値を選択します。
反対に、新規注文が現在レートより低い値の場合、買い注文は指値、売り注文は逆指値を選択します。
注文レート(図の⑥)は、買い口座と同じレートで設定します。
よって、私の場合は、20.89に設定しました。
有効期限(図の⑦)は無期限を選択します。
FXのサヤ取りの決済注文の設定
[決済]売買(図の⑧)は、売りの新規注文の場合、買いで決済注文を出すので、自動的に買が選択がされています。
取引数量(図の⑨)は、新規注文と同数とします。
買い注文の場合の指値レート(図の⑩)は、新規注文の値よりも低いところで設定し、逆指値レート(図の⑪)は、新規注文の値よりも高いところで設定します。
私は、現在レートの±6円のところに決済注文を置きたいので、指値が14.89、逆指値が26.89としました。
有効期限(図の⑫)はもちろん無期限です。
この項目を期限付きにしてしまうと、その期限が経過したタイミングで注文内容が取り消されてしまうので要注意です。
最後に内容に間違いがないことを再確認し、「確認画面へ」ボタン(図の⑬)を押します。
確認画面へ移動しますので、入力内容を最終確認した上で「注文」ボタンを押して完了です。
FXサヤ取りの口座設定方法のまとめ
今回は、実際に私が運用しているトルコリラ/円のみんなのFXとFXネオの画面を用いて解説しましたが、考え方はいずれの口座でも同じです。
色々と専門用語が出てきて難しく感じたかもしれませんが、解説通りに設定すればFXのサヤ取りを開始することができます。
入力内容に誤りがないようにしっかりと確認したうえで、注文ボタンを押してくださいね。
心配な方は、為替市場が閉じている土曜日の朝7:00~月曜日の朝7:00に設定することをおすすめします。