こんにちは。水玉あいです。
FXのリピート系自動売買に色んなサービスがあることを知ると、レンジ幅を自由に設定できるトラリピ(マネースクエア)とトライオートFX(インヴァスト証券)はどちらが優れているのか、疑問に感じたことはありませんか?
実は私自身そのような疑問を感じたので、「どちらがいいか検証しよう!」と思ったのですが、色々と考えているうちに、トラリピとトライオートFXの比較検証をもとにサービスを選ぶことはできないという残念な現実に気付いてしまいました。
同じように疑問を感じている方がいるだろうと思ったので、今回はトラリピとトライオートFXが比較できない理由と2つのサービスの使い分けについて解説したいと思います。
どちらがいいか迷って今まで行動できなかったあなたも、この記事を読めば行動できるようになりますよ。
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こんな方におすすめ
- トラリピとトライオートFXのどちらのサービスが自分に合っているか知りたい
- トラリピとトライオートFXは、どちらが儲かるか知りたい
トラリピとトライオートFXの違い
同じ設定でトラリピとトライオートFXを運用する場合の違いは、決済トレールの有無とコストの2点です。
実際には、トライオートFXはかなり細かい設定ができるようですが、ここではあくまで同様の設定で運用する場合、トラリピとトライオートFXどちらを選べばよいのか、という観点から解説しています。
決済トレールの有無
決済トレールとは、決済価格が値動きのトレンドを追いかけることで、利益の極大化をねらうマネースクエアのトラリピ専用の機能です。
レートがトレール判定価格に達するごとに決済価格を有利な方向へ移動させることで、決済価格が相場を追いかけることが出来、トレンド相場におけるトラリピの利益の拡大を狙うことが出来ます。
さらに、マネースクエアが特許を取得済なので、他社は真似することができません(特許第5841277号)。
リピート系FX自動売買の設定を考えるときに一番悩むのは、利益幅ではないでしょうか?
利益幅の設定は利益に直結しますし、誰しも最適な設定にしたいと考えるはずです。
ところが、いくら過去の実績から最適な利益幅を設定したとしても、毎回最適な利益が得られるとは限りません。
そんなとき、自分が設定した利益幅を超えて、相場を追いかけてくれる機能が決済トレールです。
よって、決済トレールのあるトラリピにメリットがありますし、特にトレンド相場で威力を発揮します。
私がトラリピを使い続ける一番の理由は決済トレールがあることですし、自分のこれまでの実績からも自信を持っておすすめできる機能です。
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【実績公開】トラリピの決済トレール機能は本当にすごいのか?
こんにちは。水玉あいです。 FXのリピート系自動売買のサービスは多数ありますが、決済トレールという機能を使うことができるのはマネースクエアのトラリピのみとなり、大きな差別化 ...
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コスト
FXのリピート系自動売買で必要なコストは、手数料、スプレッド、スワップの3点です。
手数料:
新規注文および決済注文毎に必要なコスト。例えば、新規発注価格が100円で利益幅を1円と設定した場合、片道手数料が0.02円なら、新規取引価格は、100(新規発注価格)+0.02(片道手数料)=100.02円となり、決済発注価格は、100.02(新規取引価格)+1(利益幅)+0.02(片道手数料)=101.04円となる。手数料が無料なら、新規取引価格は、100円となり、決済発注価格は、101円となる。つまり、手数料が必要な場合は、得られる利益は同額だが、手数料分約定されにくくなる。
スプレッド:
売値と買値の価格差のこと。例えば、買値が100.05円で売値が100円の通貨を1,000通貨購入した場合、買った瞬間に0.05×1,000=50円の含み損を抱えることになる。
スワップ:
スワップは、2つの通貨を交換するときに生じる金利差調整分。高金利の国の通貨を買って低金利の国の通貨を売った場合に、その金利差分のスワップ受け取りが発生する。逆に、低金利の国の通貨を買って高金利の国の通貨を売る場合は、金利差分のスワップの支払いが発生する。買いスワップは通貨を買ったときに発生するスワップで、売りスワップは通貨を売ったときに発生するスワップ。
実は、コストは、どちらかのサービスが圧倒的に安いわけではなく、取引通貨量と通貨ペアによってどちらが安いか変わってきます。
なお、最低通貨量の1000通貨量~1万通貨量未満で運用する場合は、トラリピの方がコストが安くなることがほとんどなので、初心者の方には、トラリピをおすすめしています。
ある程度運用に慣れて、1万通貨量以上を運用する方は、運用する通貨ペアと取引通貨量を決めたあとで、2つのサービスのコストを比較して運用するサービスを決めることをおすすめしています。
なお、手数料とスプレッドの比較は、別の記事で解説していますので、興味があればのぞいてみてください。
トラリピの方がコストが安い場合は、迷うことなく決済トレール機能のあるトラリピを選べばいいのですが、トライオートFXの方がコストが安い場合は、決済トレールで得られるメリットとコストのデメリットはどちらが大きいのか、と迷ってしまうと思います。
残念ながら、現時点でこの問いに対する答えはないと思うので、その理由について解説していきます。
トラリピとトライオートFXは比較できない理由
バックテストで比較できない
リピート系自動売買では、過去のチャートを用いてある設定で運用した場合にどのような成績が得られるかを検証することができます。
この検証手法はバックテストと呼ばれており、決済トレールの効果は、マネースクエアにて検証されています。
決済トレールのバックテスト結果
トレンド相場の場合:
ドル/円(2012年12月1日~2013年5月31日)
決済トレールありは、約35万円の利益で、決済トレールなしに比べて約4万円のプラス
レンジ相場の場合:
豪ドル/円(2014年4月1日~9月30日)
決済トレールありは、約5万円の利益で、決済トレールなしに比べて約5千円のマイナス
長期の場合:
ドル/円(2007年12月~2014年12月)
決済トレールありは、約323万円の利益で、決済トレールなしに比べて約12万円のプラス
(出典)「実践 FXトラリピの教科書」
実際は、もっと細かく条件設定して検証されていますが、だいたいの感覚をつかめる程度にまとめています。
上記の結果だけ見ると、決済トレールってたいしたことないかも、と思ったかもしれませんが、私は上記の比較は決済トレールの効果をしっかりと検証できていないのではないかと思っています。
なぜなら、決済トレールありとなしを同じ利益幅で設定して比較した結果だからです。
決済トレールには、トレール判定価格があるため、利益幅は、決済トレールなしに比べて0.2円小さくする必要があります。
決済トレールありとなしを同じ利益幅で設定した場合は、決済トレールなしの方が沢山決済されることになるので、決済トレールなしの方が有利な設定となってしまいます。
ですので、マネースクエアが提供しているこのバックテスト結果は、決済トレールの効果を十分検証できていないと思います。
さらに、マネースクエアは、ユーザー向けにバックテストツールを提供していないため、決済トレールの効果を自分で比較検証することができません。
口座での比較は結論を出すのに時間がかかる
2つのサービスを同条件で運用し、結果をブログで随時公開している方もいます。
おそらくそのような方は、2つのサービスを利用したいから利用しているだけであって、その結果をもとにどちらのサービスがいいか結論づけるつもりはないように思います。
ですが、初心者の方がそのようなブログを読むと、その結果をもとにサービスを選んでしまうのではないかと心配になったので、ここで注意喚起したいと思います。
このように口座を用いて自ら比較検証する方法は、結論が出るのに長い年数がかかります。
しかも、その方が運用している通貨ペアではその結果だったというだけで、すべての通貨ペアに当てはまるわけではありません。
一般論にする場合は、統計学を考慮する必要があり、複数の通貨ペアを長期運用する必要があり、なかなか個人で出来ることではありません。
もちろん、ブログ等で公開されている資産運用の経過報告はとても有益ですし私も参考にさせていただいているのですが、結果の解釈を間違わないように注意したいですね。
論理的に結論を導き出すことができない
決済トレールの機能から考えて、トレンド相場ではトラリピの方が利益が大きくなることは理解できるかと思います。
レンジ相場では、トライオートFXの方がコストが安い場合は、トラリピとのコストの差にもよりますが、基本的にはトライオートFXの方が利益が大きくなるかと思います。
為替市場は7割がレンジ相場と言われていますが、じゃあレンジ相場に強いトライオートFXの方がトータルとして優れているのかというと、そういうわけではありません。
トレンド相場でどのくらい値動きするのか?ポジションはどれくらい保有するのか?レンジ相場でのトレール決済のメリットとコストのデメリットはどちらが大きいのか?など、想定できない要因が多すぎて比較できません。
まとめとサービスの使い分け
残念ながら、トラリピとトライオートFXを比較することはできません。
バックテストを使えば簡単に比較できますが、決済トレールを提供しているマネースクエアは、バックテストツールを提供していません。
当然、他社が提供しているバックテストツールを使って決済トレールの効果を検証することはできません。
自分の口座を使って、同条件で2つのサービスを比較検証するには、時間がかかりすぎます。
統計学的に結論を出すには、複数通貨ペアでの長期に渡る検証が必須です。
では、どうやってサービスを使い分けるのか?
まず、トラリピの方がコストが安い場合は、迷わずトラリピを選びましょう。
トラリピの方がコストが高い場合にどちらのサービスを選ぶのかは、正解はなく個人の好みになります。
下記を参考に選んでみてください。私は、通貨ペア毎にどのサービスを使うか検討しています。
ポイント