こんにちは。水玉あいです。
トラリピを提供しているマネースクエアでは、短期トレードを目的としたトラリピ1クリック(旧名称:トラリピ戦略モデル)を提供しており、初心者でも手軽にプロ並のトレードができると期待のサービスとなっています。
そこで、2018年10月から12月の3か月間トラリピ1クリックが提供している戦略モデルに投資した経験を踏まえて、トラリピ1クリックは初心者でも使いこなせるサービスなのかを考察してみたいと思います。
こんな方におすすめ
- トラリピ1クリックに興味があるけど、他の人の運用成績が知りたい
- 初心者でも気軽にプロの戦略に則って運用することが可能か知りたい
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トラリピ1クリックの3か月間の実績
まずは、トラリピ1クリックを3か月間実践した結果ですが、残念ながら1勝2敗でトータルではマイナスとなっています。
期間 | 通貨ペア | 投資元本 | 利益 | 評価損益 |
2018月10月 | カナダドル/円 | 200,000 | 1,144 | -8,840 |
2018年11月 | カナダドル/円 | 200,000 | 3,648 | -1,600 |
2018年12月 | 米ドル/円 | 200,000 | 4,175 | -122,010 |
12月分は12月末に確認できず1月3日の相場暴落後の確認となってしまったため、大きな含み損となってしまっていますが、予定通り12月末にクローズしていた場合はここまでの含み損はありません。
私は損切りをしたくないのでオリジナルプランで設定されているストップロスを外して運用していたため、実際には現在も含み損を抱えている状態です。
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2018年10月版トラリピ戦略モデル(現名称:トラリピ1クリック)のカナダドル円の実績公開
こんにちは。水玉あいです。 私はトラリピ戦略モデル(現名称:トラリピ1クリック)を使ってカナダドル/円を運用中なので、今回は現在の実績とともに、カナダドル/円を運用する理由 ...
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2018年11月版トラリピ戦略モデル(現名称:トラリピ1クリック)のカナダドル円の実績公開
こんにちは。水玉あいです。 私はマネースクエアが提供するトラリピ戦略モデル(現名称:トラリピ1クリック)の有効性を検証するため、2018年10月より、戦略に則って運用を続け ...
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2018年12月版トラリピ1クリックのドル円の実績公開
こんにちは。水玉あいです。 私はマネースクエアが提供するトラリピ1クリック(旧名称:トラリピ戦略モデル)の有効性を検証するため、2018年10月より、戦略に則って運用を続け ...
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反省点:戦略通り運用すべし
今回の反省点は、「戦略通りに運用すべし」ということに尽きると思います。
決められた運用期間内で運用すべし
トラリピ1クリックとは、そのときの相場状況を分析して1か月間運用するという短期的なトレードを前提とした設定となっています。
つまり、基本的には月初に運用を開始し、月末に運用を終了するということになります。
例えば、2019年1月3日に相場の急落がありました。
私の12月の失敗点として、12月末でクローズすべきところ、数日ほったらかしてしまったがために含み損が大きくなってしまいました。
特に、お正月休み等の長期休暇の期間は、相場が不安定になりやすい時期で、長期休暇前にポジションを決済する個人投資家の方が多いです。
さらに、1月版のトラリピ1クリックは3つの戦略いずれも売りを推奨していたので、1日に仕掛けていればうまく儲かっていたでしょう。
しかし、うっかり1日にトラリピ1クリックを仕掛け忘れて4日から運用開始しようかと思ったときに、一度大きく下げた相場で今から売りトラリピを仕掛けても大丈夫だろうかと初心者の方は不安になりますよね?
このときにある程度相場を予想できる上級者の方であれば、「もっと下げるだろう」と予想して運用開始するか、「もうこれ以上は大きく下げないだろう」と予想して運用を見送るかの選択ができます。
初心者の方はこのような判断ができないため、運用開始が遅れてしまった場合は、運用開始を見送ることが安全な判断となってしまいます。
これらの理由から、初心者の方は、なるべく月初に運用を開始し、月末に運用を終了するようにしましょう。
ストップロスを外すべからず
トラリピのリスク管理には、ストップロスを設定して損失を最小限に抑える手法と口座資金を追加して含み損にひたすら耐える手法の2種類があります。
そのうち、前者は短期トレードと相性が良く、後者は長期トレードと相性が良いことがわかっています。
つまり、トラリピ1クリックの場合は、ストップロスの設定が重要であり、マネースクエアが提供するオリジナルプランでは必ずストップロスが設定されています。
ところが、初心者であればあるほど、損失を確定することを嫌がり、オリジナルプランで推奨されているストップロスを外してしまいがちです。
まさに私もこのような心理からチャレンジした3回ともストップロスを外して運用してしまいました。
当時はとにかく損失を確定したくなくて、「ストップロスは設定しなくても余裕資金があるんだからいざというときは資金を追加すれば大丈夫」と考えていました。
これは、大きな間違いであったと反省しています。




例えば2019年1月時点の私の10月版と11月版のカナダドル/円は、現在評価損益が7万円程度ですが、月末にそれぞれのポジションをすべて決済していれば1万円の損失ですんでいました。
利益が5000円程度あったので、実質は5000円の損失で終了させることができたのです。
現在保持しているポジションをリーマンショック級の暴落(68円)でも耐えようとすると約20万円が必要となります。
どちらの対応が適切であったかは、明らかですよね?
一方、ドル/円ですが、オリジナル設定のままストップロスを設定していれば、数万円の損失ですみました。
現在保持しているポジションをリーマンショック級の暴落(75.5円)でも耐えようとすると約80万円が必要となります。
どちらの対応が適切であったかは、明らかですよね?
初心者は損失リスクばかり気にしがちですが、ポジションの塩漬けにより資金が拘束されてしまうリスクにも注意すべきです。
どうしても損失を確定させたくない場合は、トラリピ1クリックの設定をローリスクにアレンジする方法(通貨量を最小単位にする、トラップ本数を減らす、など)もありますが、短期トレードでローリスクはあまり意味がないので、やはりトラリピ1クリックを利用する場合は、ストップロスを設定していざというときは損失を受け入れる覚悟が必要です。
まとめ
プロの戦略を利用して短期トレードを経験できる手法として期待していたトラリピ1クリックですが、私の実績では、1勝2敗という結果になってしまいました。
ただし、この結果をもって「トラリピ1クリックは使えない」と結論づけることはできないと考えています。
なぜなら、短期トレードなので、常に勝ち続けることはあり得ないからです。
買つときもあれば負けるときもあり、トータルで勝てば良いのです。
プロの戦略を勉強できるので、中級者から上級者にとって、とてもよいサービスでしょう。
初心者にとっても、戦略通り運用することを心掛ければ、プロの戦略を学べますし、有用なサービスといえるでしょう。
もちろん、初心者の方は、まずはトラリピのハーフ&ハーフでリピート系FX自動売買に慣れるという方法もおすすめですよ。
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