FX サヤ取り

FXのサヤ取りは儲からないのか?まずは3つの手法を理解しよう

sayadori

 

こんにちは。水玉あい(@aitama_go)です。

 

色々な投資家と話をしているとFXのサヤ取りという手法もおすすめされますが、個人的にはこの手法は「手間がかかる割に利回りは高くなく、コストパフォーマンスがあまりよくないのではないか?」と疑問に思う一方で、「とは言うものの、ほぼ確実にサヤが取れる手法なら、初心者向けなのかもしれない」とも思っています。

 

そこで、実際にサヤ取りに挑戦し、本当にサヤ取りはおすすめできる手法なのかを検証することとしました。

 

まずは、FXのサヤ取りには、どのような手法があり、最初に挑戦するにはどの手法がおすすめなのか調べてみました。

 

結論としては、リスクとリターンのバランスを考えて、同通貨ペアのトルコリラのスワップのサヤ取りがおすすめとなりますので、現時点で最もおすすめと言われる下記の口座を開設中です。

 

買いスワップ口座:「みんなのFX」(トレイダーズ証券)
売りスワップ口座:「FXネオ」(GMOクリック証券)

 

こんな方におすすめ

  • FXのサヤ取りは色々あるけど、どの手法がおすすめか知りたい

FXのサヤ取りとは

 

FXのサヤ取りとは、「価格差」に着目したトレード手法です。

 

FXのサヤ取りでは、異通貨ペアのサヤ取り、同通貨ペアのスワップのサヤ取り、異通貨ペアのスワップのサヤ取りという3つの手法があります。

 

異通貨ペアのサヤ取り

 

異通貨ペアのサヤ取りとは、相関性の非常に高い2つの通貨ペアを用いて、下がり過ぎた通貨ペアを買い、上がり過ぎた通貨ペアを売るという両建てをします。

 

この手法におけるサヤとは、上がった通貨ペアと下がった通貨ペアの「価格差」のことを指します。

 

相関性の非常に高い2つの通貨ペアの場合、いずれサヤが元に戻ると考えられるため、広がったサヤが元に戻るタイミングで利益が発生します。

 

通貨ペアによっては、買いスワップと売りスワップの価格差益も狙えます。

 

異通貨ペアのサヤ取りのおすすめ通貨ペア

 

異通貨ペアのサヤ取りでおすすめの通貨ペアは、豪ドル/円とNZドル/円、豪ドル/米ドルとNZドル/米ドルの組み合わせが相関性が高く、人気があります。

 

実際に、豪ドルとNZドルは相関性が高いため、リピート系FX自動売買でも豪ドル/NZドルはかなり人気の通貨ペアとなっています。

 

異通貨ペアのサヤ取りのメリット

 

エントリーを見極めやすい

 

2つの通貨ペアの過去のチャートを検証することで、サヤが開いているタイミングが見極めやすいので、エントリーで失敗するリスクが少ないです。

 

資金効率が良い

 

異なる通貨ペアを同じ口座で保有する場合、異なる口座で保有する場合に比べて、証拠金の必要額が少なくて済みます。

 

異通貨ペアのサヤ取りのデメリット

 

定期的なチェックが必要

 

エントリーした後は、サヤが戻ってくるタイミングで決済する必要があるので、定期的な値動きのチェックが必要です。

 

事前に決済タイミングを設定しておくことも可能ですが、想定と異なる方向に値が動いてしまう可能性もあるため、いずれにしても定期的なチェックは欠かせません。

 

通貨ペアの相関性が変わるリスクがある

 

通貨ペアの相関性は、常に変動しています。

 

各国の経済状況などに変化があれば、今まで相関性の高かった通貨ペアの相関性がなくなるということもあり得ます。

 

1つの通貨ペアで売買しているのと同じリスクがある

 

例えば、豪ドル/円とNZドル/円でサヤ取りをする場合、実質的には豪ドル/NZドルの通貨ペアを取引していることと一緒となります。

 

つまり、豪ドル/NZドルの通貨ペアを取引するときと同じリスクを取っていることになります。

 

同通貨ぺアのスワップのサヤ取り

 

同通貨ペアのスワップのサヤ取りとは、同じ通貨ペアを異なる業者で両建てにします。

 

両建て:

買いと売りのポジションを同時に持つこと。

 

この手法におけるサヤとは、買いのスワップポイントと売りのスワップポイントの「価格差」のことを指します。

 

最も高い買いのスワップポイントを提供している業者と最も安い売りのスワップポイントを提供している業者を用いることで、この「価格差」がプラスとなり、こつこつと利益を積み重ねることが可能となります。

 

同通貨ペアのスワップのサヤ取りのおすすめ通貨

 

同通貨ペアのスワップのサヤ取りのおすすめ通貨は、高金利通貨ペアのトルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円が人気です。

 

また、トルコリラ/円、南アフリカランド/円、メキシコペソ/円の順に金利が高いので、この順に期待利回りも高くなります。

 

もちろん、金利が高いということは、その分値動きも激しくなります。

 

同通貨ペアのスワップのサヤ取りのメリット

 

為替差益と含み損のリスクがない

 

同じ通貨ペアを同じタイミングで両建てにするため、為替差益や含み損は発生しません。

 

一方の口座で為替差益が発生したら、もう一方の口座で同じ額の含み損が発生するためです。

 

よって、一般のFXと比べてリスクは小さいと言えます。

 

サヤがあれば毎日利益になる

 

スワップポイントは、毎日たまっていくものなので、予定通りサヤが発生すれば毎日少しずつ利益をためることができます。

 

利回りを予想しやすい

 

事前に業者の公式サイトでスワップポイントを確認すれば、比較的予定通りの利回りを得ることが可能となります。

 

同通貨ペアのスワップのサヤ取りのデメリット

 

サヤがなくなるリスクがある

 

スワップポイントは毎日変動するので、予定通りのサヤが得られないリスクがあります。

 

定期的なチェックが必要

 

スワップは毎日変動するので定期的なチェックが必要となります。

 

資金効率が悪い

 

違う業者で同通貨ペアを両建てするため、それぞれの口座で必要証拠金が必要となります。

 

強制ロスカットのリスクがある

 

両建て後に通貨ペアのレートが上昇した場合、買いポジションの口座では利益となる一方、売りポジションの口座では含み損となります。

 

よって、買いポジションから売りポジションへ資金を移動しないと、売りポジションで強制ロスカットとなってしまうリスクがあります。

 

手間はかかりますが、こまめに資金管理を行えばコントロールできるリスクです。

 

異通貨ペアのスワップのサヤ取り

 

これまで、スワップのサヤ取りと言えば、異通貨ペアのサヤ取りか同通貨ペアのスワップのサヤ取りの2種類が主流でした。

 

しかし、最近異通貨ペアのポーランドズロチ/円とユーロ/円のスワップのサヤ取りが徐々に人気となっています。

 

特に、FX業者が、相関性が高くスワップポイントも狙える通貨ペアとして、ポーランドズロチ/円とユーロ/円の組み合わせの特集を組んだことで人気に火が付きました。

 

この手法は、相関性の非常に高い2つの異なる通貨ペアを同じ口座で買いと売りの両建てすることで、買いと売りのスワップポイントの「価格差」を狙うものです。

 

異通貨ペアのスワップのサヤ取りのおすすめ通貨

 

現時点では、ポーランドズロチ/円とユーロ/円のみとなります。

 

異通貨ペアのスワップのサヤ取りのメリット

 

資金効率が良い

 

同通貨ペアのスワップのサヤ取りに比べて、必要証拠金が少なくて済むため、資金効率が良いです。

 

為替差益と含み損のリスクが少ない

 

相関性の非常に高い異通貨ペアを同じタイミングで両建てにするため、為替差益や含み損は少ないと考えられます。

 

一方の通貨で為替差益が発生したら、もう一方の通貨でほぼ同じ額の含み損が発生するためです。

 

よって、一般のFXと比べてリスクは小さいと言えます。

 

サヤがあれば毎日利益になる

 

スワップポイントは、毎日たまっていくものなので、予定通りサヤが発生すれば毎日少しずつ利益をためることができます。

 

利回りを予想しやすい

 

事前に業者の公式サイトでスワップポイントを確認すれば、比較的予定通りの利回りを得ることが可能となります。

 

異通貨ペアのスワップのサヤ取りのデメリット

 

通貨ペアの相関性が変わるリスクがある

 

通貨ペアの相関性は、常に変動しています。

 

各国の経済状況などに変化があれば、今まで相関性の高かった通貨ペアの相関性がなくなるということもあり得ます。

 

1つの通貨ペアで売買しているのと同じリスクがある

 

例えば、ポーランドズロチ/円とユーロ/円でサヤ取りをする場合、実質的にはポーランドズロチ/ユーロの通貨ペアを取引していることと一緒となります。

 

つまり、ポーランドズロチ/ユーロの通貨ペアを取引するときと同じリスクを取っていることになります。

 

サヤがなくなるリスクがある

 

スワップポイントは毎日変動するので、予定通りのサヤが得られないリスクがあります。

 

定期的なチェックが必要

 

スワップは毎日変動するので定期的なチェックが必要となります。

 

FXサヤ取りのまとめ

 

FXサヤ取りには、異なる通貨ペアのサヤ取り、同通貨ペアのスワップのサヤ取り、異通貨ペアのスワップのサヤ取りという3つの手法があることを紹介しました。

 

それぞれにメリットとデメリットがあるので、しっかりと違いを理解して自分に合った手法でサヤ取り生活を始めましょう。

 

残念ながら、いずれの手法もある程度のメンテナンスが必要なので、ほったらかし投資ではありません。

 

一方で、ある程度想定通りのリターンを得られる可能性が高く、メンテナンスができる方にはおすすめの投資法と言えます。

 

異なる通貨ペアのサヤ取りは、結局は一つの通貨ペアを保有しているのと同じことなので、一般的に、同通貨ペアのスワップのサヤ取りの方がリスクは低いと言われています。

 

初心者は、同通貨ペアのスワップのサヤ取りから始めるのがおすすめです。

 

その場合は、期待利回りが最も大きいトルコリラ/円のスワップのサヤ取りがおすすめです。

 

一般的には、期待利回りが最も高いトルコリラ/円は、値動きが激しくリスクも高いですが、スワップのサヤ取りという手法では、同通貨ペアを両建てすることで為替差益や含み損リスクをほぼなくすことが可能なので、資金管理をしっかりすることでリスクコントロール可能と考えられます。

 

というわけで、私は早速トルコリラ/円のスワップのサヤ取りに挑戦すべく、現時点で最もおすすめと言われる下記の口座を開設中です。

 

買いスワップ口座:「みんなのFX」(トレイダーズ証券)
売りスワップ口座:「FXネオ」(GMOクリック証券)

 

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  • この記事を書いた人

水玉あい

30代会社員。トラリピで2018年FXデビュー。相場が読めなくても技術の力で楽して資産形成できる方法を研究中。リスク管理重視。2021年9月時点で金融資産5,000万円達成し、30代でセミリタイアできる力を身につけることに成功。旦那は銀行員(元為替トレーダー)。

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